日本と中国オーディオ業界の比較(一)
人口と規模のギャップ

皆様、こんにちは。ダルマオーディオのAndyです。
日本と中国のオーディオ業界について、お話をします。外国人が書いた文章であり、日本語らしくない表現や変な言い方はあるかもしれません。ご理解をいただきたく宜しくお願いします。
今日は第一話として、オーディオ業界の規模についてお話しします。
日本と中国の人口はそれぞれ1.2億と14億と言われています。つまり、中国の人口は日本の10倍ぐらいです。では、そこそもいいイヤホンを使って音楽を楽しむ、すなわち『オーディオ愛好家』の人数も日本の10倍ぐらいでしょうか。
秋葉原で行う夏のポタフェスと中国最大の展示会の入場人数を比較したら、意外なことになってしまいます。

〇 ポタフェス:6万人(2019年7月13日(土)、7月14日(日))

〇 広州の展示会:精々1万人(主催者のデーターではなく、出展者の予測数字)
*色々な資料を調べましたが、中国イヤホン展示会のデーターは出展メーカー数しかなく、来場者の数字はないです。


中国は広いので、南の広州で行われる展示会に北京や上海及び他のエリア(例えば成都、重慶地域)の人は行かない可能性はありますが、それぞれ1万人だとしても、せいぜい3-4万人ぐらいの規模で、日本より規模はだいぶ小さいです。
2019年、弊社はe☆イヤホン主催のポタフェス及びFujiya Avic主催のヘッドフォン祭りに出展した経験はあります。中国の展示会の出展経験はないですが、試聴に行ったことはあります。「視聴者より出展者のほうは多い」との印象は上記結論と合っています。これはいったいなぜでしょうか。

その理由は以下のふうに考えています。
日本はアニメ文化のおかげで、イヤホンを使って音楽を楽しむ人口は多いです。アニメごとにテーマ―曲はあります。また、曲を歌うのは歌手だけでなく、声優さんという特殊存在(中国人の立場から)はたくさんいます。中国では「声優」と言ったら、単になる「声優」です。日本の声優さんはアニメの声優を勤めるほか、歌も歌います。いろいろなところでライブをやって、ファンの方々が聞きに行くという日本では当たり前のことは中国にはないです。弊社は2020年に声優の山崎はるかさんとのコラボをやったので、なんとなくこの現象を理解できたんです。
このように、「音楽を聞いて、音楽から何か精神的な情緒を得る」という「イヤホン人口」は中国より日本は圧倒的に多いです。
一方、中国では、展示会へ試聴に行く人たちは中国語で「焼友」と言って、日本語の「オーディオマニア」に相当する人たちです。「オーディオマニア」は上記言う「イヤホン人口」でもありますが、音質に拘りはあり、機材はたくさん持って、人数的にはだいぶ少ないです。これで中国イヤホン展示会の入場者数は少ない理由は説明つくと思います。

上記原因のほか、以下のことも考えられます。
1.隣の人に迷惑をかけないというマナー。中国はだいぶ良くなったんですが、電車やバスなど公共交通の場でイヤホンを使わずゲームをやったり動画をみたりする人はまだいます。
2.日本の若者は恐らく中国の若者より生活や仕事のプレッシャーは大きいので、人に迷惑をかけずに、音楽を聞いて、ストレスを解消するのに、イヤホンを持つしかないです。

結論を言いますと、いいイヤホンを使って好きな歌を聞きたい方、音質や機材に拘りのあるオーディオマニア。両方存在して、SNSで自由に発表して、たとえ意見が合わなくても、ないし喧嘩しても、日本のオーディオ業界はこれで盛り上がり、イヤホンメーカー、専門店、電気量販店、展示会、専門雑誌、レビュアーは元気で積極的に活躍しています。中国で生活しているイヤホンメーカーの自分には羨ましいとしか言えません。

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